
オリジナル劇場アニメーション『パリに咲くエトワール』の
都内で行なわれた完成披露試写会をリポート。

声優を務めた當真あみ、嵐莉菜、早乙女太一、尾上松也(歌舞伎俳優)、名塚佳織とメガホンを取った谷口悟朗監督が出席した。
本作は、20世紀初頭のパリが舞台。画家になることを目指すフジコ(當真)と、ナギナタの名手で、バレリーナに心惹かれている千鶴(嵐)、2人の日本人少女が夢を目指し奮闘していく様が描かれる。キャラクター原案を『崖の上のポニョ』『魔女の宅急便』で知られる近藤勝也、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』シリーズの吉田玲子が脚本を担当した。

パリのオペラ座が描かれた特大パネルが設置された舞台に登場したフジコ役の當真は「皆さんにお届けできるのをワクワクしています」と挨拶。 フジコとパリで一緒に夢を追う少女・千鶴役で声優初挑戦した嵐も「この日をずっと楽しみにしていました。今日は楽しんでください」と笑顔で挨拶。
作品について、當真は「夢を追いかける少女たちの姿が描かれています。フジコは活発で明るい女の子で、周りを元気に出来る子。こんな子いたらいいな、カッコイイなって思いました」と話す。當真の声優出演は、アニメ映画『かがみの孤城』に続いて2作目となる。

嵐は「千鶴は物静かだけれど、ナギナタをやると人が変わったかのようにカッコイイ姿を見せるんです。千鶴の芯の強さに魅了されて、夢を追い求める姿にも心が打たれました」とコメント。
一緒に完成品を観たという當真と嵐は、「演じることが楽しかった」と口をそろえ、共演がきっかけですっかり仲良くなったという。「撮影後も仲良くさせてもらっています」と伝えた。
フジコが住むアパルトマンの住人・ジャンヌ役を演じた名塚は「ほかの皆さんと一緒にアフレコすることは無かったのですが、完成品を観ると、皆さんお上手でびっくりしました」と報告する。「映画を観たら2人(フジコと千鶴)がとっても可愛いらしくて、いつの間にか顔がほころんでいました(笑)」と話した。
フジコと同じアパルトマンに暮らすロシア人で、作曲家を目指すパリの音楽院生・ルスランの声を演じた早乙女は「自分の一歩を後押ししてくれるような作品です」とアピール。
フジコの叔父・若林忠役を演じた松也は「やりたいことがある。夢を追い続けることって幸せなこと。完成品の世界観に引き込まれました」と熱く話す。

夢を叶えるために行動するフジコと千鶴にちなみ、“やりたいことを叶えるために思い切って行動した出来事”について話すコーナーがあり、 當真は「去年から一人旅をするようになって。すごく楽しくて、全国制覇を目指します」とにっこり。
嵐は「この作品のオーディションを受けたこと」と答え、「いつか声のお仕事をしてみたいと思っていました」と夢が叶った喜びを吐露した。
早乙女は「サウナが大好きで、本場のフィンランドに行きました」とコメント。松也は「41歳になったのですが、最近土鍋でおコメを炊くようになりました。すごく美味しいです」とにっこり。
谷口監督が今作について「オリジナル作品として作っていこうとしたときに”普通のことを普通にやること”。完成した今は、皆さんに感謝したい」と制作を振り返った。
最後に當真は「観る人に勇気を届けてくれる作品です。ぜひ登場人物からエネルギーを受け取ってください!」とメッセージを送った。
(文・撮影:福住佐知子)


◆◆◆ライターのひとりごと◆◆◆
當真と嵐、時々顔を見合わせて微笑むふたりは、まるでフジコと千鶴。バレエを踊る千鶴のシーンに加え、パリの風景がとても美しい。前に進む希望がもらえます。
3月13日より全国ロードショー
作品情報
2026年/日本/119分/アニメーション制作:アルボアニメーション/配給:松竹
(C) パリに咲くエトワール製作委員会
公式サイト:https://sh-anime.shochiku.co.jp/parieto-movie/
