
Netflixシリーズ「ガス人間」の都内で行われた配信記念イベントをリポート。

出演者の小栗旬、蒼井優、広瀬すず、林遣都、UTA、竹野内豊とにヨン・サンホ(エグゼクティブプロデューサー/脚本)、片山慎三監督が出席した。
本作は、1960年公開の東宝特撮映画『ガス人間第1号』(本多猪四郎監督)をドラマとしてリブートした作品。VFXは『ゴジラ-1.0』の白組が手がけている。 撮影中のエピソードや裏話を明かすトークショーが行われた。
ガス人間を追う刑事・岡本賢治役を演じた小栗は、自身の役柄について「正義感はあるんですが、ちょっと抜けているようなところがあるんです。人間味があって面白い部分だと思って演じていました」と話した。
報道記者の甲野京子役を演じた蒼井は「京子は『何があっても真実を暴く』という揺るぎない正義感を持った強い人物です。今までVFXという見えないものを想像しながら集中して芝居をするのはほぼ初めてでしたが、(撮影で)8ヵ月もやっていると、私もスタッフさんも(現場で)まったく同じものが見えているという感覚になって、“新境地”にたどり着けました」と話す。

連続予告殺人を仕掛けるガス人間を演じ、本作が俳優デビューとなるUTAだが「撮影は2年半くらい前。最高の作品に仕上がっています」と熱くアピール。役作りについては「片山監督とは、どうやったらガス人間の無機質な感じや異様さを出せるのかを話し合いました。得体の知れなさを衣装・メイク・歩き方・話し方・目線といった要素で、一つずつ作り上げていきました。沢山の方に見ていただきたい」と伝えた。
片山監督は「ガスになったガス人間がいない状態での撮影で、俳優の皆さんには空を見上げながら、ただ驚くお芝居をしてもらいました。CGを使ったガス人間が、どう本編に現れるか注目して見てもらいたい。リアルさにこだわって作りました」と説明した。
ヨン・サンホは「原作の『ガス人間第一号』は、新鮮なアイデアと素晴らしい特殊効果が入ったヒューマンドラマ作品です。今回の脚本は、原作の持つヒューマンドラマの要素をしっかり受け継ぎたいと思いながら書きました」と話す。
ヨン・サンホはギレルモ・デル・トロ監督から『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』には『ガス人間第一号』にインスパイアされたキャラクターを登場させていると聞かされたことを明かす。「皆さんの期待に応えられる作品に仕上がったと思っています」と自信を見せる。

動画チャンネルを運営している兄妹を演じたのは広瀬と林。広瀬は「キャラの面白さに注目してほしい。兄妹の会話のテンポ感や2人だけの世界が愛らしかったです。行動力も勢いもあって、体力も必要な役でしたが楽しかった」と話す。
林は「苦しい撮影も多かったんですが、広瀬さんが妹感全開で現場にいてくださって、本当に妹を見ているよう芝居に感情移入することが出来ました」と伝えた。
上場企業社長で元ヤクザの森靖利役を演じた竹野内は「生きながら、どこか地獄をさまよい続けてきたような人物。これだけ共感ができない役柄を演じる機会はなかなかないですね(苦笑)。決して歩むことのない人生を体感できて非常に楽しかった」と話す。また、監督のリクエストで不自然なくらい歯を白くしたという竹野内は「歯医者でマウスピースを作ってもらって実際の歯にかぶせました。活舌が悪くなって、苦労しました」と吐露した。
「ガス人間の核をどのようにつかもうとしましたか?」と問われたUTAは「準備期間に、演技コーチといろんなパターンのガス人間を演じてみました。原作のガス人間以外にも、テンションが高かったり、怒っていたりするパターンもありました」と話す。
片山監督からは「僕からは『瞬きをせずにしゃべってほしい。声のトーンはなるべく低く落としてくれ』と伝えました。後から声の加工を少しして、ガスが少し漏れているような効果を付け加えました」と説明があった。
最後にキャストたちはそれぞれに口をそろえて「超面白い! 最高のエンターテインメント。楽しみにしていて!」とアピール。小栗は「多種多様な要素が入っていて、観た方からすると『どう説明しようか?』という作品になっていると思います。皆さんがどう受け取ってくださるのか楽しみにしています!」と呼びかけた。
(文・撮影:福住佐知子)


◆◆◆ライターのひとりごと◆◆◆
豪華キャストによる名作のリブート。期待マックス♡ VFXを使った「ガス人間」の仕上がりのほか、個人的にはあの竹野内豊の眉前剃り元・ヤクザぶりは絶対見たい。
「ガス人間」全8話は、7月2日より世界独占配信
作品情報
2026年/日本/Netflixシリーズ
公式サイト:https://www.netflix.com/jp/title/81714240
