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「Gメン’75」放送50周年&全話 Blu-rayBOX発売記念イベント ―帰ってきたGメンたち―イベント


昭和の刑事ドラマの金字塔『Gメン’75』の4Kスキャン、HDリマスターBlu-ray BOXの発売を記念して―帰ってきたGメンたち―イベントが都内で開催された。

「Gメン対香港カラテ軍団」201話&202話が上映された後に行われたトークショーに倉田保昭、伊吹剛、岡本富士太、藤田三保子が出席してドラマ出演当時のエピソードを披露して満員の会場を楽しませた。

「Gメン’75」とは、1975 年(昭和50年)より7年にわたってTBS系毎週土曜日夜9時枠のゴールデンタイムで放映され人気を博した刑事ドラマ。

警察の中に編成された「特別潜入捜査班」という斬新な設定や他の刑事ドラマにはないハードボイルドな作風や緻密な脚本と演出、それを体現したキャスト陣が集結した伝説の刑事ドラマ。(1975年5月~1982年4月TBS系で放映された)


最初に呼び込まれたのは、草野刑事役を演じた倉田。大歓声の中、「帰ってきました」と挨拶して放送当時を回想する。

当日上映された「Gメン対香港カラテ軍団」201話&202話について「最後のシーンを香港の埠頭で撮るときは寂しかった」としみじみ。香港ロケは作品の中で4回行われているが、倉田がすべての便宜を図ったという。「みんなの食事をする場所や、アクションや殺陣を考えたり……」と、大忙しだったようだ。


次に登場したのは105話から参加の中屋刑事役の伊吹。危険なシーンを振り返り、「香港での撮影時にヘリで吊られた撮影は覚えていますが、他にもキツかったことばかり覚えていて……」と苦労続きだったというエピソードを語った。

その後、初期メンバーで活躍した津坂刑事役の岡本と響圭子刑事役の藤田も呼び込まれ、大きな拍手で迎えられた。4人が一堂に会するイベントは初めて。

藤田の「Gメン75」への参加は、NHKの朝ドラマ(鳩子の海)出演後となる。新人俳優だった藤田は「朝から朝まで。24時、25時、26時に終わっていました」と過酷な長時間撮影を明かす。「新人の私は、すべての撮影終了後にスタッフと東映の大泉撮影所に戻ってからの帰宅。そんな生活が2年続きました」と、キツイ撮影を振り返る。


大ヒットした作品について岡本は「スタッフは、シャレたものを作ろうとしたんだと思います。ある種生活感を切っているんですね」と、フランス風の画作りへスタッフが込めた熱い思いを話す。

「Gメン」を率いる“ボス”こと黒木警視(のちに警視正)を演じた丹波哲郎についてのエピソードが次々と語られた。

倉田は「Gメンっていうのは丹波さんがいなかったら格好がつかない」ときっぱり。伊吹は、「心霊学と霊界の研究もしていたといわれる丹波さんから『伊吹、もうすぐ富士山が爆発するぞ』と言われたことがある」と話す。

「交通違反をして止められた際に『俺はGメンの丹波だ』と言って、『それがなんですか?』と返されていた」という豪快エピソードも飛び出した。


岡本は、自身の俳優としてのキャリアとして演技に幅をさらに持たせたいという思いから殉職を決めたことを明かす。「殉職シーンで敵と撃ち合い、高いところから落ちたときに丹波さんがそばに来て『富士太、これからが本当だぞ。これからが大変だぞ、ここを卒業しても頑張るんだぞ!』と言ってくださったんです」と明かし、胸がいっぱいになったという貴重なエピソードを明かした。Gメンで殉職したのは岡本と原田大二郎(関谷警部補役)の2人だけ。

丹波が台本を読み込まなかったというエピソードは有名。岡本は「“なんで台本読んでこないんですか?”と聞いたら、『仕事を家庭に持ち込まないようにしてるんだ。だから俺はここでやるんだ』と、驚きのエピソードを披露した。

Gメンの放送開始からすでに51年がたつ。倉田は「まさか50年後に見ていただけるとは……」としみじみ。支持される理由を聞かれた藤田は、過酷な状況でもなぜスタッフ・キャストともに頑張り続けたのかについて「いいものを作るんだっていう気概がみなぎっていました」。岡本は「出演者が良かったからかな―」と話し、「これからも愛してください」と全員で呼びかけた。
(文・撮影:福住佐知子)



◆ライターのひとりごと◆◆◆
すでに亡くなられた丹波さんや夏木陽介さんなど、名優への想いがよみがえるイベントでした。貴重なエピソード話やおしゃべりが聞けた楽しい時間。出席の皆さんはこれからもお元気で、今後も健康に気をつけて活躍してください♡

作品情報

『Gメン’75 全話HDリマスターBlu-ray BOX1975年編』は発売中。1976年編は9月9日に発売予定。本イベントの模様は2027年3月10日発売の『1979年編』に映像特典として収録予定。


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