
映画『君のクイズ』の公開初日舞台挨拶が都内で行われ、中村倫也、神木隆之介、森川葵、坂東工(MC役)、吉野耕平監督が舞台挨拶に登壇した。

本作は、小川哲の同名ミステリー小説を映画化。賞金1000万円を賭けて戦う、生放送のクイズ番組“Q-1グランプリ”の決勝戦でクイズ王たちが挑戦する姿が描かれる。『ハケンアニメ』『沈黙の戦艦』シリーズの吉野耕平監督がメガホンを取った。
豊富なクイズ知識と理論的思考をあわせ持つクイズ界の絶対王者・三島玲央役を演じた中村は「(初日を迎えても)不安はなく、楽しみでしょうがなかった。好調なスタートを切り、観てくださった方から高評価をいただいていると、私の耳にも入っています」と笑顔で話す。

〈世界を頭の中に保存した男〉と呼ばれる天才クイズプレイヤー・本庄絆役を演じた神木は、「中村さんが主演するなら、絶対に参加させてほしいと思い、出演を決めました。絶対いいものを作ってやるんだという気持ちで臨みました」とオファー時を振り返る。
中村と神木の共演は4度目。中村は神木について「隣にいてくれるとすごく楽しいですし、すごく刺激的な存在です」と話す。MCが「素敵な関係性ですね」と話すと、神木は、「でしょ?」とにっこり。2人の息の合ったやり取りに会場から笑いが起きた。
吉野監督からは、「今回、中村さんには難しい役をお願いしてしまった。中村さんは、どんなに難しい役でも、自分の回答、自分の考え方、役作りで現場に来てくれる。非常にありがたい存在です」と中村への信頼を明かした。
番組を持ち上げるためには手段を選ばない男・坂田泰彦役を演じたムロツヨシはこの日は欠席。ビデオで登壇者の一人ひとりに共演できたことの喜びを語ったコメントが届いたが、6分もの長尺のため、途中は早回しとなった。

作品にちなんで早押しボタンによる即興のクイズをキャストに出題する場面があった。
MCが「それでは、参ります!」と話し出した途端、中村が「ピンポン!」とスイッチオン。「答えは、ムロツヨシ!」と回答すると、なんと正解の効果音が響き渡った。会場は騒然。出題されるはずだったのは、加工されたメッセージの音声で「話しているのは誰か?」という問題。
“0文字解答”で大正解となった中村。初日に一緒に登壇するムロが欠席したので思わずムロの名前を出したという。「本当に何も知らないですが決めてやりました!」と指を立てる得意ポーズで喜びを表し、会場から大きな拍手を浴びた。

〈人生のなかでこの選択は正解だった、この選択は不正解だったかもしれない〉と思うエピソードを披露する場面も。
中村は「“0文字解答”は、不正解だったかも。もうちょっとみんなで遊びたかった」。神木は「大学で留学するかどうかの選択があった。留学をしないという選択をしたのは、正解だった。留学してたら、『君のクイズ』に出られなかったので」。劇中、番組MC役を演じた坂東は、「僕は、寝ながらスマホを見るのが癖になっているのですが、寝返りを打ったときにスマホを鼻の上に落としてしまった。いま、鼻が腫れています(苦笑)。大不正解。でも、すぐにアイシング(冷却手当て)をしました。それは正解でした」と話した。クイズプレイヤー・富塚頼子役を演じた森川は、「人生の選択、すべてが正解だと思っています。その選択のおかげで今回、吉野監督や共演者の方たちとご一緒できて、こうして皆さんの前に立てています」と笑顔で伝えた。
最後に中村が「この作品はミステリーを追うエンタテインメント映画になっていますが、この作品は、孤独を感じたことがある人に、小さな絆創膏を貼ってあげるような作品だと思っています。気軽に楽しんでください!」と客席にメッセージを送った。
(文・撮影:福住佐知子)

◆◆◆ライターのひとりごと◆◆◆
“0文字解答”に正解した中村さんに会場は大喝采。中村さんの指を立てる得意ポーズも様になっていました。他のお仕事が入って欠席となったムロさん、ムードメーカーなので舞台挨拶にも来てほしかったです。
5月15日より全国ロードショー
作品情報
2026年/日本/118分/配給:東宝
公式サイト:https://yourownquiz.toho-movie.jp/
